nRF Connect SDKは、Nordicの全てのnRF52、nRF53、nRF70シリーズ無線デバイスを使った製品を構築するための、スケーラブルで統一されたソフトウェア開発キットです。メモリ制約の厳しいデバイス向けにサイズを最適化したソフトウェアから、先進のデバイスやアプリケーション向けの強力で複雑なソフトウェアを構築するための、拡張可能なフレームワークです。Zephyr RTOS、各種サンプル、アプリケーション プロトコル、プロトコル スタック、ライブラリ、ハードウェア ドライバを幅広く提供しています。
Bluetooth Low Energy、Wi-Fi、Bluetooth Mesh、Thread、Zigbee、Matter製品の開発にあたり、nRF Connect SDKはプロトコルスタックを含め、必要なソフトウェアを全て提供しています。nRF5340 SoCはANTに対応しています。セルラーIoT製品の開発にあたっては、LTEモデム ファームウェア以外全て含まれています。LTEモデム ファームウェアはnRF9160 SiPの製品ページから別途ダウンロードしてください。詳細はセルラーIoTソフトウェアをご覧ください。
nRF Connect SDKはまた、HomeKit over ThreadとHomeKit over Bluetooth Low Energyの両方を使用する製品を開発するための、HomeKitアクセサリ開発キットを独自に統合しています。これは高度に最適化されたソリューションで、HomeKitアクセサリ プロトコル(HAP)とアプリケーション ファームウェアの両方をシングルチップ上で実行することで、バッテリ駆動の製品を実現するものです。MFiライセンスを取得済みの場合、Nordic DevZoneプライベート チケットでご連絡いただければ、HomeKitリポジトリにアクセスできます。
nRF Connect SDKは、Nordicの全デバイスおよびソフトウェアコンポーネントに単一のコードベースを提供します。あるアプリケーションから別のアプリケーションへのモジュール、ライブラリ、ドライバの移植がシンプルになり、開発時間を短縮できます。アプリケーションに必要なソフトウェア コンポーネントを取捨選択できるため、高いメモリ効率を実現できます。
nRF Connect SDKはGitHubで公開しています。Gitでソースコードを管理できます。また、nRF Connect for VS Code IDEを無償でサポートしています。nRF Connect SDKはIDEに依存しないため、任意のIDEを使用できます。Nordicは、nRF Connect SDKのコードに対して常時インテグレーション テストを実施しており、堅牢でセキュアな量産品質のコードを保証しています。