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    Bluetooth LE Audio

Nordicセミコンダクターは、無線マルチプロトコルSoCの市場をリードするポートフォリオを提供しています。Nordicの超低消費電力SoCは、お客様の製品にBluetooth LE接続を付加できます。

Bluetooth LE Audio

より良い音質、より長い再生時間、新機能

主な特長

  • 低消費電力、高品質オーディオ
  • マルチ ストリーミング オーディオ
  • Auracast™ブロードキャストと共有
  • LC3 (Low Complexity Communication Codec)

関連情報

ソフトウェア

Bluetoothは、オーディオストリーミング向けで最も認識されている無線規格であり、2020年には推定11億台のデバイスが出荷されました。LE AudioとAuracast™は、イヤフォンを主なアプリケーションとして、この数を増やすことが期待されています。

LE Audioは次世代のBluetoothオーディオであり、Bluetooth Low Energyを使用したオーディオストリーミングを可能にします。このため新しい使用方法が可能になり、従来の(BR/EDR)オーディオと比較して消費電力を大幅に削減できます。

Bluetooth LE Audioは、消費電力、レイテンシ、帯域幅の性能を向上させるために開発されました。LE Audio規格とClassic Audio規格は引き続き共存し、一部の機能は両方でサポートされます。LE Audioは、より広い機能セット、より低い消費電力、より優れた知覚オーディオ品質を持つことになります。

新しいオーディオ アプリケーションを実現する

Nordicは毎日100万個以上のBluetooth LE SoCを出荷しており、Bluetooth LE市場のリーダーです。NordicはLE Audio製品向けの完全なソリューションを提供しています。NordicのnRF5340は、LE Audioの全ての要件を満たすように設計された、パワフルなデュアルコアSoCです。LE Audio製品の設計をご検討されている、またはご質問がある場合、お気軽にお問い合わせください。

LE Audioの新しい機能

LE Audioは音質が向上し、再生時間が延長されただけでなく、新たな機能や機会が盛り込まれました。

マルチストリーム オーディオ

マルチストリーム オーディオを使用すると、1つのオーディオソースと複数のシンク間で複数のオーディオストリーミングが可能です。これらのストリームを高度に同期できます(10µs程度)。複数のデバイスが1つのデバイスとして扱われる、協調デバイスセットを作成することができます。例えば、Trueワイヤレス イヤフォンを1つのオーディオソースに接続でき、片方のイヤフォンでデータを中継する必要はありません。

  • アイソクロナス チャンネル

LE Audioは、アイソクロナス チャンネルを設計要件として開発されました。Trueワイヤレス イヤフォンのような一部のアプリケーションは、Classic Audioでは実装が困難でした。通常、ソースからのデータを片方のイヤホンに中継するように設計されていました。ステレオストリームはモノラルに分割され、片方のイヤホンからもう一方のイヤホンに送信されます。多くの場合、これはより大きなレイテンシと消費電力の増加を意味しました。Classic Audioでは実装が困難であった機能が、LE Audioでは最初から組み込まれています。LE Audioは、この使用例そして同様の使用例に大きな改善をもたらします。

Auracast™ブロードキャストおよび共有

  • Auracast™

LE Audioはブロードキャスト オーディオを追加し、オーディオ ソース デバイスが1つまた複数のオーディオ ストリームを無制限のオーディオ シンク デバイスにブロードキャストできるようにします。ブロードキャスト オーディオは、パワフルな新機能であるAuracast™ブロードキャスト オーディオの実現を含め、革新のための重要で新しい機会を提供します。Auracast™ブロードキャスト オーディオは、Audio Sharingに代わる新しいコンシューマ ブランドです。

  • Personal Audio Sharing

ブロードキャスト オーディオを使用すると、1つまたは複数のオーディオストリームを無制限の数のデバイスにブロードキャストできます。これにより、Personal Audio Sharingのようなアプリケーションが可能となります。例えば、スマートフォンやタブレットからのオーディオ ストリームを、近くにいる他のユーザーのヘッドフォンと共有できます。

LC3 (Low Complexity Communication Codec)

Classic Audioで使われているSBC (Low Complexity Subband Codec)は、よく知られている定評のあるコーデックですが、かなり古いものです。新しいLC3は、約半分のデータ量で、さらに高い音質を実現しています。コーデックが複雑でないためレイテンシが小さく、ストレージ要件も最小限です。音声品質を損なうことなく、ビットレートを従来より低減することが可能です。LC3は、Bluetooth Classic Audio用にも、オプションのコーデックとして利用可能になる予定です。

LE Audioの始まり

2014年に補聴器にBluetoothが導入されたことは、補聴器の最大の進歩の1つでした。

Bluetooth Classicを使用して、スマートフォンやタブレット等のデバイスからBluetoothオーディオ信号を補聴器に直接ストリーミングできました。そのメリットは大きかったものの、補聴器にBluetoothを積極的に使用すると、補聴器の電池寿命が極端に短くなったのです。

Bluetooth LE Audioの開発にあたり、Bluetooth SIGは補聴器業界と密接に協力しました。LE Audioは、約半分の消費電力で、さらに高い音質を実現しています。1セットの補聴器に複数のデバイスを接続できる等の新機能に加えて、Bluetooth LE Audioによる省電力化は、補聴器業界におけるもう1つの大きな進歩でした。

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